診療方針

こころの病も、からだの病気と同様に、早期発見・早期治療が大切です。症状が悪化してしまうと、自分自身の状態を正確に判断できなくなり、治療が困難となってしまいます。些細なことでも構いません。「最近本調子じゃないな」「何か変だな」などと感じたら、早めに受診して頂ければと思います。

 

・「治る」力を引き出す手助けをします

あくまでも主役は患者様です。「治す」ではなく、患者様自身の力によって「治る」よう、症状に押しつぶされている「治っていく力」を、引き出して伸ばしていく支援・サポートをしていきます。
心の病は「一度治せばそれで終わり」というわけではありません。再発する可能性が高いのが特徴で、再発を繰り返すと周囲の目が冷たくなったり、患者様の自信もなくなることで、さらに環境が悪化し症状も悪化してしまいます。では、再発予防のためには何が重要なのか。それは、患者様自身が病気と向き合い、病気を理解することです。そうすることで初めて、「何にストレスを感じているのか」「状態が悪くならないようにするためには何が必要なのか」などに気付くことができます。また、物事に対する考え方や捉え方が極端な場合は、診療の中で少しずつ修正していけるよう働きかけます。そうすることで、今後も同様な悩み事やトラブルに直面した際に、再度不調に陥らないよう、患者様のセルフケア力を高めるアプローチを心がけます。

人にはそれぞれ個性や特徴があり、向き不向きがあります。心療内科を受診される患者様の中には、知らず知らずのうちに困難な環境に身を投じ、辛い思いをされている方がたくさんいらっしゃいます。当院では、症状に関する話題だけでなく、一見症状とは関係のないような話を伺うことで、患者様それぞれの個性や特徴を知ることも大切なことと思っております。個性や特徴を理解した上で、患者様の置かれている状況や環境をきちんと把握し、より良い生活を送ることができるよう、悲しいことは一緒に悲しみ、嬉しいことは一緒に喜んで、寄り添いながら解決策を探していきます。

 

・患者様お一人おひとりに合わせたお薬を

薬だけが治療のすべてではありませんが、やはり薬物療法は治療における大事な柱の一つです。「薬を飲んだらやめられなくなるのでは」「副作用が怖い」など、心療内科の薬に抵抗がある方は多くいらっしゃいます。そういった薬に対する不安を理解した上で、決して一方的ではなく、意向を十分に確認しながら患者様お一人おひとりに合わせてお薬を選んでいきます。

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